みなさん、「つみたてNISA」は御存じでしょうか?
我が家では2018年4月から「つみたてNISA」制度を利用して積立投資を行っています。
そして利用からもう少しで3年程経過しましたが、2021年3月5日現在の利益は
+423,849円
となっています。
我が家の貯金手段のメインとなっている「つみたてNISA」制度をご紹介したいと思います。
目次
「つみたてNISA」とは?
金融庁のホームページに「NISA特設ウェブサイト」が開設されておりますので、詳細を知りたい方はご覧ください。
2018年1月から始まった「つみたてNISA」とは、少額投資非課税制度といって1口座年間40万円(1ヵ月平均33,333円)まで投資をする事が出来ます。
投資をして得られた利益は、20年間「非課税」になります。
通常この制度を利用しない場合、投資をして得られた利益は全て「課税」対象となります。
その課税率は利益の「20%」です。
つまり100万円の利益があった場合、課税分「20万円」引かれた「80万円」が現金化した際の手持ちになります。
この「20万円」大きくないですか?
「つみたてNISA」はこの20万円分が非課税となる為、利益として得られた100万円がまるまる手持ちになる大変お得な制度です。
現在、国で行っている非課税のNISA制度は3種類あって、「つみたてNISA」の他に
「NISA」
「ジュニアNISA」
があります。
利用している総口座数
金融庁のホームページ「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」によると、
令和2年12月時点のNISA・ジュニアNISA利用状況は、
口座数
NISA(一般・つみたて) 1,523 万 9,727 口座
・一般NISA 1,221 万 1,468 口座
・つみたてNISA 302 万 8,259 口座
・ジュニアNISA 45 万 4,614 口座
(2020 年 12 月末時点)令和3年2月26日金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」より抜粋
日本の総人口約1億2千万人とすると約13人に1人がNISA口座を保有している事になります。
利用している総買付額
買付額
NISA(一般・つみたて) 22 兆 215 億 2,961 万円
一般NISA 21 兆 3,337 億 1,270 万円
つみたてNISA 6,878 億 1,691 万円
ジュニアNISA 2,550 億 2,450 万円
(2020 年 12 月末時点)令和3年2月26日金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」より抜粋
1口座当たり約14.6万円保有している事になります。
「つみたてNISA」を利用して何に投資するの?
金融庁の基準を満足した長期の積立・分散投資に適した「投資信託」のみ
基本的には、商品を買った投資家(商品を買った私達の事です。)から集めたお金を使って、専門家が株式や債券などに投資・運用し、その利益が還元されます。
つまり「投資信託」は、投資家が自分のお金を預けて専門家を「信用」して運用を「託す」事です。
2020年12月23日時点のつみたてNISA対象の商品は193本になっています。
商品は、日本、米国、先進国、また1国だけに投資するのは将来的に心配だと思っている人にとっては全世界に分散投資する等、どこに投資するかは自由に選択できます。
始めたきっかけ
2017年11月頃たまたま単身赴任の時期があって、子育てから離れた期間がありました。
その時の私は、趣味「子育て」ですと言わざるを得ない程無趣味だったので、単身赴任した時に余った自由時間を何に使おうか悩んでいました。
何も刺激の無い日々の中で、たまたまインターネットで見つけたのがもうすぐ始まる「つみたてNISA」の言葉の存在でした。
株の世界なんて生まれてから今まで視野に入っていなかった、まったく知識がなかった私にとってこんな世界があったんだと驚愕しました。
働き始めたら将来の為に少しでも貯金していきなさい。家に貯金を置いておくのは危険だから銀行に預けておきなさい。
これが、親から教えてもらった知識です。私と同じ感覚の方は多いんではないでしょうか?
例えば、貯金を貯めるぞ!と奮起して毎月1万円通帳に入れて20年後、預けた240万円に利息(年間金利0.001%とします)が付きます。
+239円
ただし、通帳にお金を入れていても、卸さない限りは減りませんし、増えもしません。当たり前の事ですよね?
例えば、貯金を貯めるぞ!と奮起して毎月1万円を「つみたてNISA」口座に入れて20年間後、預けた240万円に利益(年間利回り3%とします)が付きます。
+883,020円
ただし、「つみたてNISA」口座は卸さずともお金は減りもするし、増えもします。
最終的に預けた240万円から減ってしまう可能性もあります。
ただ、この利益の差額「883,020ー239=882,781円」は魅力がありませんか?
さらに、
- 長期間で積み立てる(まさに「つみたてNISA」です。)
- 毎日、毎月一定額をコツコツと(ドルコスト平均法)
- 全世界投資でリスクを分散
以上の手法で240万円から減ってしまうリスクを最小限に抑える事が出来ます。
約10年、15年後の我が家を見据えると、子供が大学に通う等、人生の中で一番出費がかさむ期間に差し掛かっていきます。
今から投資を始めれば、将来の子供への出費の足しになるだけでなく、私の老後人生が少しでも明るくなるんではないだろうか?
これが、私が「つみたてNISA」を始めたきっかけです。
我が家の運用状況
2021年3月5日現在で、
+423,849円
知識が乏しい為、ざっくりですが平均の年間利回りに換算すると約16.2%。
仮定した年間利回り3%を大幅に超えている現在の運用実績となっています。
私の口座利益
+363,097円
「つみたてNISA」口座で投資した金額は今までで1,241,365円ですので利回りは、
+29.24%
投資銘柄は、
「楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド」
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
ただし、始めた2018年は投資した金額がマイナスになりました。
年間トータルリターンの推移は、
2018年:-8.63%
2019年:+19.09%
2020年:+12.67%
※過去の年については該当年末の基準価額を元に算出
妻の口座利益
併せて、妻も「つみたてNISA」口座を作って少額ではありますが運用しております。
妻の利益は、
+60,752円
「つみたてNISA」口座で投資した金額は今までで183,691円ですので利回りは、
+33.07%
投資銘柄は、
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
まとめ
- 2018年1月からスタートした「つみたてNISA」制度ですが、昨今口座数も増加傾向でますます注目されています。
- 親からも学校からも教えてもらってない投資なんて怖いと思われている方多いと思います。
- 元本割れ(投資した金額より少なくなる事)の可能性はゼロではありませんが、リスクを最小限に抑える手法があります。
- 我が家では、今の所予想を上回る利益が得られていますので、この調子でコツコツとほったらかしで投資を続けていけたらなと思います。
- 貯金通帳に寝かせているお金や余裕資金がある家庭にはぜひオススメしたい制度です。
最後に
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。