発達障害

子供が自閉スペクトラム症(ASD)診断。きっかけは「聴覚過敏」?

2021年2月25日

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子供が自閉スペクトラム症(ASD)診断。きっかけは「聴覚過敏」?

2021年2月25日

長男の「自閉スペクトラム症」の診断が下るまで・・・

そのきっかけは

聴覚過敏

からでした。

 

聴覚過敏?

小学校一年生になった長男。

小学校初めての運動会。

端っこにぽつんとしゃがみ込む長男。

明らかに何かに怯えてました。

徒競走等で使う

ピストル

でした。

その運動会は本人何も出来ず、その後担任から

担任:「〇〇さんは聴覚過敏の可能性があるので、後で面接をお願いします」

ゆきは:「?」

音に敏感なのは前から知っていましたが、慣れの問題だと簡単に考えていました。

 

メモ

後日談ですが、翌年の運動会からピストル→電子ホイッスルに変わりました。

うちの息子がきっかけで変わったのか定かではありませんが、学校側の対応に感謝してます。

 

 

風船が怖かった長男

聴覚過敏と言われても、その単語の意味が分かるまでは時間がかかりました。

保育時代の長男は、ごくありふれた普通の保育生活の中で

苦手なものが・・・

風船

風船を見るだけで逃げます。

それは現物だけでなく、テレビに映ったりする時は

長男:「別のに(チャンネル)変えて・・・」(目を覆いながら)

長男:「早く別のに(チャンネル)変えて!」

割れるようなものなら

長男:「泣」

同じようなものが、アマゾン等に注文した時に商品と一緒に入っているエア緩衝材も苦手。

 

花火に怯えた長男

年長の時、近くの花火大会をみんなで見る保育園行事がありました。

花火が始まった途端

長男:「帰りたい・・・」

長男:「帰りたい!」

長男:「泣」

それ以降、花火大会には行っていません。

近くで花火大会があって自宅にいて音が聞こえてくると

静かに親に近付いてきます汗

 

そして、学校での面談

 

先生:「〇〇さん、学習も少し遅れているようです。」

・・・

先生:「もしかしたら発達障害の可能性も考えられます。

校内で知能検査を受けてみませんか?」

ゆきは:「?」

ただの性格の問題と片付けていた私達。

こうして、長男は「WISC-Ⅳ知能検査」に挑戦する事になりました。

 

WISC-IV知能検査とは

 

検査時間は、45分。

実際検査内容については、私は知りません。

長男に聞いた話だと、クイズ形式の問題で特に苦もなく出来たそうです。

まだ年齢が低いお子さんの場合、

・その日の体調や気分でバラツキが出る。

・知能検査の頻度を多くする事で、本来の結果が得られない事がある

(1年や複数年周期の実施が勧められています。)

等も含めて結果を受け止めていく必要があります。

私の場合は、事前に先生から検査日を通知されており、長男には

ゆきは:「今日は別の部屋で色々クイズやるみただよーがんばってね。」

位のノリで伝えていました。

 

このクイズ形式の問題の解答により、5つの合成得点が算出されます。

 

1.全検査(FSIQ):全体的な認知能力

2.言語理解(VCI):コミュニケーション能力

3.知覚推理(PRI):知覚的な把握能力

4.ワーキングメモリー(WMI):短記憶における処理能力

5.処理速度(PSI):物事を進めるスピード

 

知能検査の結果は、以下の図を参照して下さい。

 

知能検査は、「合成得点」と呼ばれる、統計学的得点で表記され、例えば中央の○で囲んだ合成得点90~109の間に入った場合は、平均的な子供の成績です。

つまり、合成得点90より低い場合は、平均的な子供より低い知能である事を意味します。

 

小学校1年生時の長男知能検査結果

これが、長男の初めての知能検査の結果です。

長男の場合、5項目中4項目は「平均並み」の結果でした。

しかし、突出して低かったのが「ワーキングメモリー」

 

先生からのコメント

・注意の集中や持続に課題があるため、人の話を最後までなかなか聞けない、聞いたことをすぐ忘れる、教師からの指示や友達との会話において、聞き漏らしや聞き間違いがあると予想される。

・見本を見て、積木を構成する課題の得点が低かったです。図形の問題や文字をバランスよく書けない、整理整頓が苦手、細部に注意を払えない事が予想されます。

→知的な遅れはありませんが、頭に留めた情報を忘れないようにしながら課題を遂行する場面等では、個別の支援が必要になる場面が多いと思われます。

本人にあった記憶を補助するやり方を探り、集中を持続させる支援を検討していくことが大切です。

 

知能検査の結果を受けて

傍から見ると、ごく普通の男の子です。

この結果にがっかりしたというよりも、息子の特性の一部が知れた意味では、やって良かったなと正直思いました。

息子の性格の一部として受け止め、今後の支援策を検討する上で、「WISC-Ⅳ知能検査」は一つの手法として有効だと思います。

検査しようか悩まれている方には、ぜひおすすめします。

 

その後・・・

その後、小学校から小児精神科への受診を勧められ、近くにたまたまあった病院に行く事に。

担当医の診断は、

学習障害(読み書き障害)

自閉スペクトラム症

でした。

 

まとめ

小学一年生運動会で指摘された「聴覚過敏」をきっかけに「WISC-Ⅳ知能検査」を経て、自閉スペクトラム症の診断を頂いた経緯です。

もし同じような環境にいる方がいましたら参考まで。

その診断を受けた後の長男は、

 

学習障害の支援として

〇通級指導教室の受講

〇特別支援学級へのクラス替え

 

公共サービスの援助として

〇精神障害者保健福祉手帳の取得

〇療育手帳の取得(結果は却下となりました。)

〇特別児童扶養手当(現在申請中)

 

等色々と取り組んでいます。

さまざまな支援や公共サービスについてもまた触れていきたいと思います。

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

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  • この記事を書いた人

ゆきは

自閉症スペクトラムの障害を持つ長男を筆頭に次男、長女の3子含む 6人家族の30代主です。ブログ素人。広く浅い知識を元に、家族の生活から節約術、積立NISA、株に至るさまざまな情報をお届けすると共に、備忘録になればと当ブログの開設に至りました。

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